(1)2600年の聖域

香取神宮

 香取神宮は下総国一宮であり、日本全国に約400社ある香取神社の総本社です。
 平安時代に成立した延喜式によると、江戸時代以前から「神宮」と称されていたのは伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の三社だけで、その創建は神武天皇十八年(紀元前643)と神代の時代まで遡る古い歴史のある神社です。香取市は香取神宮とともに歴史を歩み、数千年以上もの昔から人々の崇敬を集め、時には地域の守護的な役割を担ってきました。古来より軍神としての性格が強く、テレビなどで良く目にするように武術の道場には「鹿島大明神」「香取大明神」と書かれた二軸の掛軸が対になって掲げられていることが多いです。

香取神宮

 香取の森と呼ばれる12万3千㎡に及ぶ広大な境内には、樹齢1,000年と言われる周囲約10mの巨杉の御神木をはじめ、老杉がうっそうと茂り、別名亀甲山と呼ばれています。水戸光圀の手植えと伝えられる黄門桜のほか、ソメイヨシノ・オオシマザクラ等が数百本のあり桜の名所としても賑わいます。