(1)平将門ゆかりの厄除大師

平将門ゆかりの厄除大師

 真言宗豊山派の巨刹で、川崎大師・西新井大師と並び、日本厄除三大師(関東厄除け三大師)の一つに数えられる北総の名刹です。
 本尊に祀るのは平将門の守護仏である聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)で、寛平2年(890年)にお堂が建立されたことが起こりと伝えられています。古くは千葉氏の祈願所として歴代武将が厚く帰依し、中世以降は佐原の伊能家一族の帰依を受けるようになりました。江戸時代には末寺五十三ヶ寺をもつ中本山として寺領三十石を有し、幕府から七年に一度の年始独礼の拝謁を許されました。
 由緒正しさのゆえに、僧侶の叙任や法衣の色の許可を与える権限を持つ院室兼帯の寺院とされた一方で、本山での修行に入る前の基礎的な教育を施す地方壇林所として学徒の教育にあたり、更には大師信仰の中心となって庶民の信仰を集めました。