(1)水郷の舟

水郷の舟
  <香取市教育委員会提供写真>

水郷の代表的な場所である十六島は、利根川・横利根川・浪逆川浦に囲まれ、さらにエンマ(江間)と呼ばれる水路が縦横に走っており、そこを小舟(サッパ舟)が行き交うという船と共に生きる独特の生活が続いていましたが、昭和39年からの土地改良事業によって大きく変わり、今では自動車が走る普通の農村風景となっています。
「竿は3年櫓は3月」と言って竿の操作は非常に難しかったようで、エンマに落ちて溺れかかったり、風邪をひいたりした話はよくあったようです。
そんな苦労の中でも、香取神宮の御田植祭や花火見物には舟をきれいに洗って家族で出かけたりと楽しみもあり、水郷地方に生きた人々の生活と舟の深い関係を伺うことができます。

 
水郷の舟

現在ではエンマ(江間)はなくなってしまい、サッパ舟も加藤洲十二橋めぐりなど観光用としてエンジン付きのものが使われているだけになりましたが、水生植物園のあやめ祭りの期間には園内の水路を竿を使い運行するサッパ舟に乗ることができます。
舟に乗ると目線が変わり、あやめも一段ときれいに見えること間違いなしです。
ぜひ一度お試しあれ。