(2)香取神宮の御由緒(香取神宮社務所発行より)

香取神宮の御由緒

鎮座地

千葉県香取市香取1697

御祭神

経津主大神(ふつぬしのおおかみ) 
又の御名伊波比主命(いはひぬしのみこと)

御事歴

大神は天照大御神の御神意を奉じて、鹿島の大神と共に出雲の国の大国主命と御交渉の結果、円満裡に国土を皇孫に捧げ奉らしめ、更に国内を御幸して荒振る神々を御平定され、日本建国の基をお築きになり、又東国開拓の大業を完遂せられて、平和国家の建設と民生の安定福祉に偉大なる御神威を顕わされた。

御神徳

古来国家鎮護の神として皇室の御崇敬最も篤く、特に「神宮」の御称号を以て奉祀され、名神大社として下総国の一の宮である。明治以後の社格制では官幣大社に列せられ、その後勅祭社に治定せられて今日に至っている。
 奈良の春日大社、宮城の盬竈神社を始めとして、香取大神を御祭神とする神社は全国各地に及んでおり、昔から伊勢の上参宮に対し下参宮と云われ、広く上下の尊崇をあつめて居る。又、一般からは産業(農業・商工業)指導の神、海上守護の神威は心願成就、縁結び、安産の神として深く信仰されている。尚その武徳は平和、外交の祖神と敬われ、勝運の神、交通安全の神、災難除けの神として有名である。

御社殿

香取神宮の御由緒

宮柱の創建は神武天皇御字十八年なる由香取古文書に記されている。
去る昭和三十三年四月御鎮座二千六百年祭が盛儀を以って斎行せられた。古くは伊勢神宮と同様式年御造営の制度により、御本殿を二十年毎に造替されたのであるが現在の御社殿(本殿・楼門・祈禱殿)は元禄十三年(1700年)徳川綱吉の造営に依るものである。昭和十五年国費により拝殿の改築と共に御本殿以下各社殿を御修営し、その後昭和五十二年から三年の歳月を懸けて御屋根葺替・漆塗替が行われた。構造は本殿(重要文化財)、中殿、拝殿相連れる所御謂権現造である。

境 内

香取神宮の御由緒

香取の神域は大槻郷亀甲山と呼ばれ県の天然記念物に指定され、その面積は123,000平方米(約三万七千余坪)で他に境外社有地がある。神域内は老杉欝蒼として森厳の気自ら襟を正さしめる。