(7)札打ち(ふだぶち)

札打ち

 香取の春の年中行事に札打ち(ふだぶち)というものがあります。これは、宝暦四年(1754年)に本寺の三等和尚らの発願により始まると伝えられるもので、香取市一円の寺院を四国八十八カ所の礼所に模して巡ります。今では札打ちのやり方は変わってきましたが、大師信仰は脈々と生きつづけ、春四月初旬、各地に善男善女のお参りの姿が見られます。
 四国八十八カ所巡りといえば、観福寺の境内には「新四国霊場」があります。山門を入ってすぐ、一歩半の石段の手前左側に立つ「新四国霊場創開記念碑銘」の脇から林の中へと入っていく石段は、大正3年に作られた、石碑石仏を巡る四国八十八カ所のミニチュア版への入り口です。