(4)飯田本家

香取の酒づくり

 小見川に1軒だけ残る酒蔵は、明治10年創業の飯田本家です。この酒蔵を代表する銘柄「大姫」は、創業当時に町内鎮守に合祀されていた大宮神社と姫宮神社の頭文字からいただいたもの。地元の人々がこの蔵を呼ぶときの愛称にもなっています。
 専任の杜氏を置かず、当主自ら酒造りに取り組むこの蔵が目指すのは、最近流行の淡麗辛口とは多少違い、コクと飲みごたえのある芳醇なお酒。大吟醸「大姫」はもちろん、2代目の当主の名をとった「惣兵衛」も人気です。また、開運吟醸「ラッキードッグ」やリキュール「ゆず酒」など、おしゃれなお酒も造っています。

香取の酒づくり

 古い木造の店舗の目印は、鮮やかな藍色に白文字で「大姫」と染め抜かれた暖簾と、軒に吊るされた杉玉です。入口にかかる大きな暖簾をくぐると、薄暗い店内には時代を感じさせる人形やポスターが並び、ノスタルジックな雰囲気に包まれます。
 黒部川沿いの散策がてら、ぜひお立ち寄りください。