(1) 天井絵と花の寺 大龍寺

由緒

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大龍寺は、平成十八年(2006)に開創1200年を迎えた、臨済宗妙心寺派の古刹です。
寺伝によると、平安初期・大同年間(806-10)眩円律師という僧により創建され、南北朝時代の応安元年(1368)に矢作城主であった国分胤詮(こくぶんたねつね)が境内3万坪を寄進、臨済宗開祖の栄西禅師の法孫で鎌倉寿福寺の大航慈船禅師を開山として迎え、禅寺となったと伝えられています。

境内

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広い境内には小さな池があり、コイが悠然と泳いでいます。以前、介護老人ホームの人たちが訪れた時に、そのうちの一人のおばあさんが童謡の「どんぐりころころ」を歌ったところ、そのコイがおばあさんのほうへ寄ってきたということで、大龍寺を訪問するとまずご住職がその池に案内してくれます。
本堂の左手奥には男滝、女滝といわれる滝があり、その脇に人ひとりがゆったりと入ることができる洞穴があります。滝の水の勢いは弱く細くなっていますが、千年ものあいだ枯れたことがないそうです。その昔、禅の修行をするためにこの滝に打たれ、瞑想に耽っていたであろう僧侶の姿が浮かんでくるようです。
年月を感じさせられる古い石仏なども多く、じっくりと見つめているとその石仏が微笑んでくれているような錯覚さえ覚えます。

天井絵

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平成15年5月に本堂屋根改修ならびに開山和尚六百年遠諱を記念して、本堂に豊川蛯子画伯(日本美術院々友)により

・「雲龍図天井絵」
・「春夏秋冬不絶百花図」

の見事な天井絵が完成しました。
雲龍図天井絵は、お寺の名前のとおりの大きな龍が本堂中央の21畳いっぱいに泳ぐ姿を描いた大作で、その迫力には圧倒されます。
そしてその両脇、12畳ずつの格天井に描かれた花の数々も見事です。一方の中央にはハスの花が、もう一方にはノウゼンカズラの花がそれぞれ4枚、その周りに色とりどりの花が20枚ずつ描かれています。
ところで、大龍寺の天井絵にはこんなエピソードがあります。町内の公会堂に仏画をかけたいとの相談を受けたご住職が、その話を東京の国分寺市に嫁がれている姉君にしたところ、近所にお住いの豊川蛯子画伯を紹介してくれました。さっそくアトリエを訪ねたご住職は、大きな仏画を描かれている画伯に小さな公会堂の仏画を依頼するのは無理だと思いましたが、豊川画伯は快く引き受けてくれたとのこと。このご縁が、その後の開山和尚六百年遠諱を記念した本堂天井絵を描いてもらうことにつながったのです。

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人と人との縁を思いながら広い畳に寝そべって、しばし龍と花の世界に身を置いてみてはいかがでしょうか? きっと和やかな気持ちになれることでしょう。
また天井絵が描かれた本堂の奥にはギャラリーがあり、豊川蛯子画伯が描かれた各地の五重塔や、佐原の古い商家や土蔵などの絵が飾られています。
なお、天井絵はご志納頂ければご覧になれますが、事前に予約が必要です。

東国花の寺百ケ寺

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天井絵に描かれたとおり四季折々の花で彩られる大龍寺は、「東国花の寺百ケ寺」の千葉第5番の寺となっています。東国花の寺百ケ寺は宗派や宗旨の隔てなく、心に「花」を咲かせてほしいとの願いから、関東一都六県の「花の寺」と称される寺院が集まり、平成13年3月に発会しました。
さまざまな花を楽しめる大龍寺ですが、特に有名なのは天井絵にも描かれたノウゼンカズラ。南国の華やかさを感じさせるオレンジ色で、樹齢200年を超えるといわれるイトヒバの老木に巻き付いて7月半ばから下旬に大きな花笠を空いっぱいに広げてくれます。この花木は思いのほか夏の気温に敏感で、酷暑の夏がお勧めとのことです。

Bayfm収録風景(動画)

その1 その2
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大龍寺へのアクセス

大龍寺

住所 千葉県香取市与倉1012
TEL 0478-58-1336

JR、千葉交通・京成高速バス、関東グリーンバスをご利用の場合

JR佐原駅から千葉交通バス・京成成田駅行に乗り、「鳥羽」バス停下車徒歩8分

 【A】鳥羽バス停
 【B】大龍寺
 
  

東京発 高速バスのりばを見る
 

お車をご利用の場合

大栄ICより約.4.8Km

 【A】大栄IC
 【B】大龍寺

 

東京発の高速バスのりば

 

浜松町駅 バスのりば   東京駅 八重洲口 バスのりば